2023-01-01から1年間の記事一覧

「神殿」について その14

『新改訳聖書』第3版のエペソ人への手紙2章21節と22節(その2冒頭)に、次のように書かれています。***21節この方にあって、組み合わされた建物の全体が成長し、主にある聖なる宮となるのであり、22節このキリストにあって、あなたがたもとも…

「神殿」について その13

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書37章23節(その11冒頭)に、次のように書かれています。***23節彼らは二度と、その偶像や忌まわしいもの、またあらゆるそむきの罪によって身を汚さない。わたしは、彼らがかつて罪を犯したその滞在地から彼ら…

「神殿」について その12

『新改訳聖書』第3版のエズラ記9章10節から12節まで(その11中ほどか、後半)に、次のように書かれています。***10節今、こうなってからは、何と申し上げたらよいのでしょう。私たちの神よ。私たちはあなたの命令を捨てたからです。11節あな…

「神殿」について その11

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書37章23節に、次のように書かれています。***23節彼らは二度と、その偶像や忌まわしいもの、またあらゆるそむきの罪によって身を汚さない。わたしは、彼らがかつて罪を犯したその滞在地から彼らを救い、彼らをき…

「神殿」について その10

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書37章22節(その9冒頭)に、次のように書かれています。***22節わたしが彼らを、その地、イスラエルの山々で、一つの国とするとき、ひとりの王が彼ら全体の王となる。彼らはもはや二つの国とはならず、もはや決…

「神殿」について その9

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書37章22節に、次のように書かれています。***22節わたしが彼らを、その地、イスラエルの山々で、一つの国とするとき、ひとりの王が彼ら全体の王となる。彼らはもはや二つの国とはならず、もはや決して二つの王国…

「神殿」について その8

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書37章21節(その7冒頭)に、次のように書かれています。***21節彼らに言え。神である主はこう仰せられる。見よ。わたしは、イスラエル人を、その行(い)っていた諸国の民の間から連れ出し、彼らを四方から集め…

「神殿」について その7

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書37章21節に、次のように書かれています。***21節彼らに言え。神である主はこう仰せられる。見よ。わたしは、イスラエル人を、その行(い)っていた諸国の民の間から連れ出し、彼らを四方から集め、彼らの地に連…

「神殿」について その6

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書37章27節(その5冒頭)に、「わたしの住まいは彼らとともにあり、わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。」とあります。 コリント人への手紙 第二6章16節(その4中ほど)に、次のように書かれていま…

「神殿」について その5

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書37章26節から28節までに、次のように書かれています。***26節わたしは彼らと平和の契約を結ぶ。これは彼らとのとこしえの契約となる。わたしは彼らを*かばい、彼らをふやし、わたしの聖所を彼らのうちに永遠…

「神殿」について その4

『新改訳聖書』第3版のエペソ人への手紙2章22節(その2冒頭)に、次のように書かれています。***22節このキリストにあって、あなたがたもともに建てられ、御霊(みたま)によって神の御(み)住まいとなるのです。*** 1行目から、「『このキリ…

「神殿」について その3

『新改訳聖書』第3版の列王記 第一8章や、6章と7章の記述から、『宮』というのは『神殿』のことである、ということが言えると思います。 エペソ人への手紙2章21節(その2冒頭)の、「・・・主にある聖なる『宮』・・・」というのは、「・・・主にあ…

「神殿」について その2

『新改訳聖書』第3版のエペソ人への手紙2章20節から22節までに、次のように書かれています。***20節あなたがたは使徒と預言者という土台の上に建てられており、キリスト・イエスご自身がその礎石です。21節この方にあって、組み合わされた建物…

「神殿」について その1

『新改訳聖書』第3版のコリント人への手紙 第一3章16節と17節に、次のように書かれています。***16節あなたがたは神の神殿であり、神の御霊(みたま)があなたがたに宿っておられることを知らないのですか。17節もし、だれかが神の神殿をこわす…

「主の日」について その21

「その19」と「その20」で見て来たように、『新改訳聖書』第3版のイザヤ書13章は、『主の日』について書かれている、と言うことができると思います。 そして、「その19」の初めのほうで述べたように、イザヤ書13章は、「バビロン」について書かれ…

「主の日」について その20

『新改訳聖書』第3版のイザヤ書13章9節(その19前半)に、次のように書かれています。***9節 見よ。主の日が来る。残酷な日だ。 憤りと燃える怒りをもって、 地を荒れすたらせ、 罪人たちをそこから根絶やしにする。*** 3行目から、「地を荒れ…

「主の日」について その19

『新改訳聖書』第3版のイザヤ書13章1節に、次のように書かれています。***1節アモツの子イザヤの見たバビロンに対する宣告。*** イザヤ書13章は、「バビロン」について書かれている、と言うことができると思います。 イザヤ書13章9節に、次…

「バビロン」について その5

『新改訳聖書』第3版のダニエル書6章1節と2節に、次のように書かれています。***1節ダリヨスは、全国に任地を持つ百二十人の太守を任命して国を治めさせるのがよいと思った。2節彼はまた、彼らの上に三人の大臣を置いたが、ダニエルは、そのうちの…

「バビロン」について その4

『新改訳聖書』第3版のイザヤ書13章1節に、次のように書かれています。***1節アモツの子イザヤの見たバビロンに対する宣告。*** この言葉から、イザヤ書13章は「バビロン」について書かれている、と言うことができると思います。 イザヤ書13…

「バビロン」について その3

『新改訳聖書』第3版のイザヤ書13章17節から19節までに、次のように書かれています。***17節 見よ。わたしは彼らに対して、 メディヤ人を奮い立たせる。 彼らは銀をものともせず、金をも喜ばず、18節 その弓は若者たちをなぎ倒す。 彼らは胎児…

「バビロン」について その2

『新改訳聖書』第3版のエレミヤ書50章39節(その1後半)の、「・・・もう、『いつまでも』人は住まず、『代々(よよ)にわたって』、住む人はない・・・」は、イザヤ書13章20節(その1中ほど)の、「そこには『永久に』住む者もなく、『代々(よ…

「バビロン」について その1

『新改訳聖書』第3版のイザヤ書13章19節に、次のように書かれています。***19節 こうして、王国の誉れ、 カルデヤ人の誇らかな栄えであるバビロンは、 神がソドム、ゴモラを滅ぼした時のようになる。*** 2行目から、「・・・バビロンは、神が…

ピリピ人への手紙2章6節について その11

岩波翻訳委員会訳1995のフィリピ人への手紙2章2節から5節まで、の文脈から、6節では、イエスの「謙虚な思い」について書かれているのではないか、と思われます。 そのイエスの「謙虚な思い」を表すものとして、「神と等しい」ことを『強奪と思わなかった…

ピリピ人への手紙2章6節について その10

フィリピ人への手紙2章6節では、「神と等しい」ことを「強奪と『思ったか思わなかったか』」が話題になっている、と言うことができると思います。 「神と等しい」ことを「強奪と『思ったか思わなかったか』」について考える場合、参考になるのが、岩波翻訳…

ピリピ人への手紙2章6節について その9

『新改訳聖書』第3版のヨハネの福音書14章7節から9節まで(その4前半)の記述から、イエスは、ご自分が「神と等しい」ということはご存じであった、と考えられます。 しかし、ご自分から、わたしは「神と等しい」、と言われることはなかったと思われま…

ピリピ人への手紙2章6節について その8

岩波翻訳委員会訳1995のフィリピ人への手紙2章5節(その7冒頭)の「このこと」というのは、2章3節と4節に書かれていること、あるいは、2章2節2行目から4節までに書かれていること、と言うことができると思います。 その2章3節と4節(いずれも、…

ピリピ人への手紙2章6節について その7

岩波翻訳委員会訳1995のフィリピ人への手紙2章5節に、次のように書かれています。***500205このことを、すなわちキリスト・イエスにおいても〔妥当すること〕を、あなたがたのうちにあって思い抱きなさい。*** 1行目から、「このことを、すなわちキ…

ピリピ人への手紙2章6節について その6

岩波翻訳委員会訳1995のフィリピ人への手紙2章3節と4節に、次のように書かれています。***500203なにごとをも党派心によってではなく、虚栄心によってでもなく、むしろ謙虚な思いによって互いを自分よりも優れた者と考え、500204おのおのが自分自身の…

ピリピ人への手紙2章6節について その5

『新改訳聖書』第3版のヨハネの福音書17章3節に、次のように書かれています。***3節その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。*** 1行目から、「・・・『唯一のまこと…

ピリピ人への手紙2章6節について その4

「その1」第4段落の引用文の中に、フィリピ人への手紙2章6節のギリシャ語があります。 次のようになっています。 ***ὃς(ホス) ἐν(エン) μορφῇ(モルフェーィ) θεοῦ(テウー) ὑπάρχων(ヒュパルコーン) οὐχ(ウ―ク) ἁρπαγμὸν(ハルパグモン) …