2014-01-01から1年間の記事一覧

へブル人への手紙11章28節について

2014年8月1日の、同じタイトルの記事の中でわたしは、「新改訳」聖書のヘブル人への手紙11章28節にある「過越」という言葉について、この箇所は、「過越の食事」という訳のほうがよいと思います、と書きました。 なぜ、「過越の食事」という訳のほ…

ルカ22章16節について

「新改訳」聖書のルカ22章16節に、「あなたがたに言いますが、過越が神の国にお いて成就するまでは、わたしはもはや二度と過越の食事をすることはありません。」 とあります。この中の、「過越が神の国において成就するまでは」の「過越が神の国 におい…

ヘブル人への手紙11章28節について

「新改訳」聖書のヘブル人への手紙11章28節に、「信仰によって、初子を滅ぼす者 が彼らに触れることのないように、彼は過越と血の注ぎとを行ないました。」とあり ます。 この中の、「彼は過越と血の注ぎとを行ないました。」のところについてですが、こ…

「新世界訳聖書」の日本語訳について(ルカ22章29節)

前回は、⑤から⑩までを、「王国」という訳語を用いて訳すと、次のようになるという ところまで、見ました。 「わたしの父はわたしに王国を譲った・委任した」 これに、④を加えると、このようになります。 「(ちょうど)わたしの父がわたしに王国を譲った・委…

「新世界訳聖書」の日本語訳について(ルカ22章29節)

前回は、ルカ22章29節の原文の⑩の単語「βασιλείαν」 (バシレイアン)まで、見ました。 今回は、④の「καθὼς」(カソース)から後の訳について、考えてみたいと 思います。 まずは、⑤の「διέθετό」(ディエッセト)を見ると、主語が「3人・単」で あるこ…

「新世界訳聖書」の日本語訳について(ルカ22章29節)

前回、ルカ22章29節の原文の②の単語「διατίθεμαι」 (ディアティッセマイ)まで、見ました。 今回は③の「ὑμῖν」(フミーン)から、説明します。 辞書で調べた結果と、その訳例が、こちらです。 ③ ὑμῖν σύの複・与 あなた あなた方に ③「ὑμῖν」(フミーン…

「新世界訳聖書」の日本語訳について(ルカ22章29節)

前回、ルカ22章29節の原文の①の単語「κἀγὼ」(カゴー)まで、見ました。 今回は②の「διατίθεμαι」(ディアティッセマイ)から、説明しま す。 辞書で調べた結果と、その訳例が、こちらです。 ② διατίθεμαι διατίθημιの間・現・直・1人・単 処理する、に…

「新世界訳聖書」の日本語訳について(ルカ22章29節)

あるとき、新約聖書のルカ22章29節のギリシャ語を日本語にする機会がありま した。 それは、あるエホバの証人の方から、「王国契約」という言葉を聞いて、わたしは、 分からなかったので、それは、どういう契約ですか、と訊(たず)ねたことが、きっ か…

ものみの塔の聖書解釈について(ダニエル2章)

ブログをはじめました! コメント大歓迎です。 どうぞよろしくお願いします! 「ダニエル」2章の、ものみの塔がおこなっている解釈について、思うことを、書きたいと思います。 長くなりますが、まずは、その部分の引用をします。引用は「新世界訳聖書」か…