『新改訳聖書』第3版のイザヤ書13章17節から19節までに、次のように書かれています。
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17節
見よ。わたしは彼らに対して、
メディヤ人を奮い立たせる。
彼らは銀をものともせず、金をも喜ばず、
18節
その弓は若者たちをなぎ倒す。
彼らは胎児もあわれまず、
子どもたちを見ても惜しまない。
19節
こうして、王国の誉れ、
カルデヤ人の誇らかな栄えであるバビロンは、
神がソドム、ゴモラを滅ぼした時のようになる。
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17節1行目から、「見よ。わたしは彼らに対して、『メディヤ人』を奮い立たせる。・・・」とあります。
17節1行目の「彼ら」というのは、16節の「彼ら」のことであり、それは12節の「人間」また「人」のことであると思われます。
つまり、バビロンにいる「人間」また「人」のことである、ということです。
その人たちの中には、「悪者」(11節)といった「罪人たち」(9節)や、「不遜な者」(同)や「横暴な者」(同)、と、「おのおの自分の民に向かい、おのおの自分の国に逃げ去る」(14節)ことになる者たちがいる、と言うことができると思います。
そのうちの「罪人たち」(9節)については、「根絶やし」にされる、と言われています。イザヤ書13章9節をご参照ください。
17節には「彼ら」が二つあります。
最後の行の「彼ら」というのは、「メディヤ人」のことと考えられます。
18節1行目に、「その弓は若者たちをなぎ倒す。」とあります。
「その弓」というのは、「メディヤ人の弓」のことで、バビロンの若者たちは「その弓」によって倒れ、おそらく「死ぬ」と思われます。
18節2行目に、「彼らは胎児もあわれまず、」とあります。
「彼ら」というのは、「メディヤ人」のことで、身重の女の人が「死ぬ」と思われます。
18節3行目に、「子どもたちを見ても惜しまない。」とあります。
子どもたちは「死ぬ」と思われます。
こうして、「若者たち」、「身重の女の人」たち、「子どもたち」がいなくなり、「バビロンは、神がソドム、ゴモラを滅ぼした時のようになる」、と考えられます。
つまり、バビロンは滅ぼされ、『メディヤ人』がバビロンを滅ぼす、ということです。
その4、に続きます。