2020-01-01から1年間の記事一覧

「四百三十年」について その12

ガラテヤ人への手紙3章17節の「四百三十年」を、仮に、ヤコブとの契約から律法までとします。 このヤコブとの契約を、わたしは「その4」で、「イスラエルの子ら」がパダン・アラムを出て、「カナンの地」にあるベテルに来て住み始めたころに、神がヤコブ…

「四百三十年」について その11

「残りの108年」を、ケハテが82歳であったときから数えると、ケハテが133歳のときにアムラムを生んだと考えた場合、133-82=51で、51年分の説明はつきますが、残りの57年(108-51=57)の説明がつきません。 仮定を極端にした場…

「四百三十年」について その10

hhhhhh210さんより、「・・・LEさんのご説明、ケハテの年数とヨセフの年数がダブルカウントになっているのではないでしょうか?」というご指摘がありました。おっしゃる通りでした。間違いに気づかせてくださったご指摘に、感謝しています。 「ダブルカウン…

エレミヤ書44章について その2

『新改訳聖書』第3版のエレミヤ書44章1節に書かれている、「エジプトの国に住むすべてのユダヤ人、すなわちミグドル、タフパヌヘス、ノフ、およびパテロス地方に住む者たち・・・」が、「わたしがエルサレムとユダのすべての町に下したあのすべてのわざ…

エレミヤ書44章について その1

『新改訳聖書』第3版のエレミヤ書44章2節に、次のように書かれています。***44章2節「イスラエルの神、万軍の主(太字)は、こう仰せられる。『あなたがたは、わたしがエルサレムとユダのすべての町に下したあのすべてのわざわいを見た。見よ。そ…

「神となる」について その8

『新改訳聖書』第3版のエレミヤ書31章33節に、次のように書かれています。***31章33節彼らの時代の後(のち)に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約は、こうだ。―主(太字)の御告げ―わたしは、わたしの律法を彼らの中に置き、彼らの心にこれを…

「神となる」について その7

『新改訳聖書』第3版のへブル人への手紙8章10節に、次のように書かれています。***8章10節 それらの日の後(のち)、わたしが、 イスラエルの家と結ぶ契約は、これであると、 主が言われる。 わたしは、わたしの律法を彼らの思いの中に入れ、 彼ら…

「神となる」について その6

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書37章23節に、「彼らは二度と、その偶像や忌まわしいもの、またあらゆるそむきの罪によって身を汚さない。・・・」と書かれています。 「彼らは『二度と』、その偶像や忌まわしいもの、またあらゆるそむきの罪によって…

「神となる」について その5

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書37章23節に、次のように書かれています。***37章23節彼らは二度と、その偶像や忌まわしいもの、またあらゆるそむきの罪によって身を汚さない。わたしは、彼らがかつて罪を犯したその滞在地から彼らを救い、彼…

「神となる」について その4

エゼキエル書11章17節の「集め」「連れ戻し」「与える」という記述と、同章20節の「・・・こうして、彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。」という記述の間に、「その1」で述べた19節の「一つの心」すなわち「新しい霊」の話がありま…

「神となる」について その3

エゼキエル書36章24節に、次のように書かれています。***36章24節わたしはあなたがたを諸国の民の間から連れ出し、すべての国々から集め、あなたがたの地に連れて行(い)く。*** 「わたしはあなたがたを・・・あなたがたの地に連れて行(い)…

「神となる」について その2

エゼキエル書36章26節から28節までに、次のように書かれています。***26節あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を授ける。わたしはあなたがたの*からだから石の心を取り除き、あなたがたに肉の心を与える。 * あるいは「肉…

「神となる」について その1

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書11章19節と20節に、次のように書かれています。***19節わたしは彼らに一つの心を与える。すなわち、わたしはあなたがたのうちに新しい霊を与える。わたしは彼らの*からだから石の心を取り除き、彼らに肉の心…

「四百三十年」について その9

「四百三十年」のうち、残りの208年について、ですが、これは、ヨセフが死んでからモーセが生まれるまでの期間に当たります。 出エジプト記6章16節から20節までを読むと、モーセはアムラムの子で、アムラムはケハテの子で、ケハテはレビの子である、…

「四百三十年」について その8

モーセはエジプトを出て40年の間、荒野(あらの)を旅しました(申2:7等)。そして120歳で死んだ(申34:7)ので、120-40=80で、80歳でエジプトを出た、ということになります。モーセはエジプトで生まれたので、一時エジプトを離れた…

「四百三十年」について その7

創世記47章9節より、ヤコブは130歳でエジプトに来たと考えられます。そうすると、ヤコブが「イスラエルの子ら」といっしょにカナンの地にいた年数は、130-60=70で、70年となります。これは「イスラエルの子ら」がカナンの地にいた年数でも…

「四百三十年」について その6

「四百三十年」の「内訳」について考えます。 しかし、確かなことは分からない、ということがあるので、さまざまな「仮定」に基づいて考えることになります。 創世記26章34節で、エサウが、40歳になったときのことが語られています。そのすぐあとに、…

「四百三十年」について その5

ガラテヤ人への手紙3章17節には、「・・・先に神によって結ばれた契約・・・」は、誰との契約であるのかについては書かれていません。 わたしは、この契約を、15節からの文脈からすると、「アブラハムと結ばれた契約」のことではないかと考えました。2…

「四百三十年」について その4

『新改訳聖書』第3版の創世記35章9節から12節までに、次のように書かれています。***9節こうしてヤコブがパダン・アラムから帰って来たとき、神は再び彼に現れ、彼を祝福された。10節神は彼に仰せられた。 「あなたの名はヤコブであるが、 あな…

「四百三十年」について その3

『新改訳聖書』第3版の創世記35章1節に、次のように書かれています。***35章1節神はヤコブに仰せられた。「立って、ベテルに上り、そこに住みなさい。そしてそこに、あなたが兄エサウからのがれていたとき、あなたに現れた神のために祭壇を築きな…

「四百三十年」について その2

『新改訳聖書』第3版の出エジプト記12章40節の「イスラエル人」は、BHS(ビブリア・ヘブライカ・シュツットガルテンシア)では、直訳すると、「イスラエルの子ら」というようになります。 出エジプト記12章40節のように、「イスラエル人が『エジ…

「四百三十年」について その1

『新改訳聖書』第3版の出エジプト記12章40節と41節に、次のように書かれています。***40節イスラエル人がエジプトに滞在していた期間は四百三十年であった。41節四百三十年が終わったとき、ちょうどその日に、主の全集団はエジプトの国を出た…

「廃墟」について―エドム― その4

わたしは以前、「廃墟」について―エドム― その3、で『新改訳聖書』第3版のエレミヤ書49章14節から16節までを引用したあとで、次のように述べました。***16節の「あなた」というのは、同じ節の1行目の「岩の住みかに住む者、丘の頂を占める者・…

「廃墟」について―エドム― その3

『新改訳聖書』第3版のエレミヤ書49章14節から16節までに、次のように書かれています。***14節私は主から知らせを聞いた。「使者が国々の間に送られた。『集まって、エドムに攻め入れ。戦いに立ち上がれ。』15節見よ。わたしはあなたを国々の…

「廃墟」について―エドム― その2

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書25章12節と13節に、次のように書かれています。***12節神である主はこう仰せられる。エドムはユダの家に復讐を企て、罪を犯し続け、復讐をした。13節それゆえ、神である主はこう仰せられる。わたしはエドム…

「廃墟」について―エドム― その1

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書25章13節に、次のように書かれています。***25章13節それゆえ、神である主はこう仰せられる。わたしはエドムに手を伸ばし、そこから人も獣も断ち滅ぼし、そこを廃墟にする。テマンからデダンに至るまで人々は…

「廃墟」について―エジプト― その2

エゼキエル書31章は、「エジプトの王パロと彼の大軍」(2節)について書かれている、と言うことができると思います。31章2節に、「人の子よ。エジプトの王パロと彼の大軍に言え。・・・」と書かれています。 31章でさまざまなことが語られ、最後18…

「廃墟」について―エジプト― その1

『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書29章8節と9節に、次のように書かれています。***8節それゆえ、神である主はこう仰せられる。わたしは剣を送ってあなたを攻め、人も獣も、あなたのうちから断ち滅ぼす。9節エジプトの地は荒れ果てて廃墟となる。…

「永遠の所有」について

『新改訳聖書』第3版の創世記17章8節に、次のように書かれています。 ***17章8節わたしは、あなたが滞在している地、すなわちカナンの全土を、あなたとあなたの後(のち)のあなたの子孫に永遠の所有として与える。わたしは、彼らの神となる。」*…

「ユダ」について その2

『新改訳聖書』第3版の列王記 第二25章12節に、次のように書かれています。***25章12節しかし、侍従長は国の貧民の一部を残し、ぶどう作りと農夫とにした。*** また、同章22節から24節までに、次のように書かれています。***22節バ…