「廃墟」について―エドム― その3

新改訳聖書』第3版のエレミヤ書49章14節から16節までに、次のように書かれています。
***
14節
私はから知らせを聞いた。
「使者が国々の間に送られた。
『集まって、エドムに攻め入れ。
戦いに立ち上がれ。』
15節
見よ。わたしはあなたを国々の中の小さい者、人にさげすまれる者とするからだ。
16節
岩の住みかに住む者、丘の頂を占める者よ。
あなたの脅かしが、あなた自身を欺いた。
あなたの心は高慢だ。
あなたが鷲のように巣を高くしても、
わたしは、そこから引き降ろす。
の御(み)告げ―
***

 

16節の「あなた」というのは、同じ節の1行目の「岩の住みかに住む者、丘の頂を占める者・・・」のことですが、これがエドム」のことであるのかどうか、今のところ、はっきりしていません。おそらく「エドム」であろう、と考えています。

 

16節の「あなた」は「エドム」を指している、という前提で述べます。違うということが分かったら、訂正して、もう一度考えます。

 

16節3行目に、「あなたの心は高慢だ。」とあります。「あなた」は「エドム」を指している、という前提なので、「あなたの心は高慢だ。」は、「エドムの心は高慢だ。」、ということになります。

 

「廃墟」について―エジプト― その2、で、わたしは、「エジプトの地(は)が荒れ果てて廃墟とな」ったのは、「エジプトの王パロの心がおごり高ぶった」からではないか、と考えました。

 

同じようなことが、「エドム」についても、言えるのではないでしょうか。なぜ、エドムは廃墟にされるのか、と言うと、それは、「エドムの心」が「高慢」になったからではないか、と思います。

 

いかがでしょうか。