「永遠の所有」について

新改訳聖書』第3版の創世記17章8節に、次のように書かれています。

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17章8節
わたしは、あなたが滞在している地、すなわちカナンの全土を、あなたとあなたの後(のち)のあなたの子孫に永遠の所有として与える。わたしは、彼らの神となる。」
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2行目から、「・・・永遠の所有として与える。・・・」とあります。

 

また、へブル人への手紙7章24節と25節に、次のように書かれています。

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24節
しかし、キリストは永遠に存在されるのであって、変わることのない祭司の務めを持っておられます。
25節
したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです。
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24節1行目に「・・・キリストは永遠に存在される・・・」とあり、25節2行目から、「・・・キリストはいつも生きて・・・おられる・・・」とあります。

 

創世記17章8節の「わたしは、あなたが滞在している地、すなわちカナンの全土を、・・・『あなたの子孫』に永遠の所有として与える。・・・」の『あなたの子孫』を、ガラテヤ人への手紙3章16節でパウロが言っているように、「キリスト」と考えると、創世記17章8節の「わたしは、あなたが滞在している地、すなわちカナンの全土を、・・・『あなたの子孫』に永遠の所有として与える。・・・」というみ言葉は、何の疑問も無く、理解することができると思います。

 

つまり、「キリストは永遠に存在され」、「いつも生きて」おられる、のですから、「カナンの全土を、・・・永遠の所有として与え」られた場合、永遠に所有することができる、と言えるからです。

 

創世記17章8節の「わたしは、あなたが滞在している地、すなわちカナンの全土を、『あなた』・・・に永遠の所有として与える。・・・」については、もう少し考えてから、述べたいと思います。