「四百三十年」について その8

モーセはエジプトを出て40年の間、荒野(あらの)を旅しました(申2:7等)。そして120歳で死んだ(申34:7)ので、120-40=80で、80歳でエジプトを出た、ということになります。モーセはエジプトで生まれたので、一時エジプトを離れたことは別として、80年の間エジプトにいた、と言うことができると思います。

 

モーセも「イスラエルの子ら」の一人だとします。そうすると、イスラエルの子ら」がエジプトにいた期間は、ヨセフが死ぬまでエジプトにいた期間と合わせて、72+80=152で、152年になります。

 

この152年は、「イスラエルの子ら」が『エジプトに』いた期間になります。これに『カナンの地に』いた期間を加えると、152+70=222で、222年となります。この222年は、142年+80年からも出てきます。この142年というのは、「イスラエルの子ら」がカナンの地にいた年数70年に、イスラエルの子ら」が、ヨセフが死ぬまでエジプトにいた年数72年を加えたものです。「その7」参照。

 

「四百三十年」のうち、222年の部分は、以上のような説明で理解できるのではないか、と思います。

 

残りは、430-222=208で、208年です。

 

その9、に続きます。