「四百三十年」について その7

創世記47章9節より、ヤコブは130歳でエジプトに来たと考えられます。そうすると、ヤコブが「イスラエルの子ら」といっしょにカナンの地にいた年数は、130-60=70で、70年となります。これは「イスラエルの子ら」がカナンの地にいた年数でもあります。

 

ヨセフは30歳でエジプトの王に仕えるようになりました(創47:46)。そして豊作の7年があり、続いて7年のききんが来始めます(創41:47-54)。ききんの1年目は、ヨセフが30歳であったときから8年目と考えられるので、ヨセフが38歳のときである、と仮定します。

 

そしてこの「ききんの1年目」に、ヤコブは「イスラエルの子ら」といっしょにエジプトに来た、とします。そうすると、ヨセフが38歳のとき、ヤコブは「イスラエルの子ら」といっしょにエジプトに来た、ということになります。そしてこのヨセフが38歳のとき、というのは、ヤコブが130歳のとき、ということになります。

 

ヨセフは110歳で死んだ(創50:26)ので、「イスラエルの子ら」がエジプトに来てからヨセフが死ぬまでの期間は、110-38=72で、72年です。この72年は、「イスラエルの子ら」が、ヨセフが死ぬまでエジプトにいた期間、になります。

 

一度要約すると、「イスラエルの子ら」がカナンの地にいた年数は70年になります。また、「イスラエルの子ら」が、ヨセフが死ぬまでエジプトにいた年数は、72年です。合計すると、70+72=142で、142年になります。

 

その8、に続きます。