「人の子」について その4

新改訳聖書』第3版のマタイの福音書17章9節に、次のように書かれています。
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9節
彼らが山を降りるとき、イエスは彼らに、「人の子が死人の中からよみがえるときまでは、いま見た幻をだれにも話してはならない」と命じられた。
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1行目から、『・・・イエスは彼らに、「人の子が死人の中からよみがえるときまでは、いま見た幻をだれにも話してはならない」と命じられた。』とあります。

 

「彼ら」というのは、17章1節の、「・・・ペテロとヤコブとその兄弟ヨハネ・・・」のこと、と言うことができます。

 

エスが命じられたことばの中に、「『人の子』が死人の中からよみがえる」という言葉があります。

 

『人の子』というのは、誰のことでしょうか。

 

「死人の中からよみがえる」とあることから、それは『イエスのことである、と言うことができると思います。

 

マタイの福音書16章20節と21節に、次のように書かれています。
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20節
そのとき、イエスは、ご自分がキリストであることをだれにも言ってはならない、と弟子たちを戒められた。
21節
その時から、イエス・キリストは、ご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを弟子たちに示し始められた。
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21節1行目から、「・・・『イエス・キリスト』は、・・・三日目によみがえらなければならない・・・」、とあります。

 

イエス・キリスト』はよみがえる、ということが言われています。

 

また、使徒の働き2章32節に、次のように書かれています。
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32節
神はこのイエスをよみがえらせました。私たちはみな、そのことの証人です。
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1行目に、「神はこの『イエス』をよみがえらせました。・・・」とあります。

 

『イエス』はよみがえられた、ということが分かります。

 

マタイの福音書17章9節(上記冒頭)の、『人の子』というのは『イエス』のことである、と言うことができると思います。

 

いかがでしょうか。