「奉納地」について その1

新改訳聖書』第3版のエゼキエル書48章8節に、次のように書かれています。
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8節
ユダの地域に接して、東側から西側までが、あなたがたのささげる奉納地となる。その幅は二万五千キュビト、その長さは東側から西側にかけて部族の割り当て地の一つと同じである。聖所はその中央にある。
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1行目から、「ユダの地域に接して、東側から西側までが、あなたがたのささげる奉納地となる。・・・」とあります。

 

また続けて、「その幅は二万五千キュビト、その長さは東側から西側にかけて部族の割り当て地の一つと同じである。」とあります。

 

「ユダの地域に接して」というのは、「ユダの地域」が北側にあり、「あなたがたのささげる奉納地」が、その南側に「接して」いる、ということであると言うことができると思います。

 

「その長さは東側から西側にかけて部族の割り当て地の一つと同じである」、とあります。

 

「その長さは東側から西側にかけて」とあるので、「長さ」というのは、東西方向の長さ、ということになります。

 

したがって、「幅」は南北方向の長さになります。

 

2行目から、「・・・その長さは東側から西側にかけて部族の割り当て地の一つと同じである。・・・」とあります。

 

「部族の割り当て地」の東側の境界線については、エゼキエル書47章18節に書かれています。主として、「ヨルダン川と考えてよいと思います。

 

また、西側の境界線については、同書47章20節に書かれています。西側の境界線は、「大海」と考えてよいと思います。

 

「東側から西側にかけて」というのは、「ヨルダン川」から「大海」にかけて、と考えてよいと思います。

 

「あなたがたのささげる奉納地」は、北側が「部族の割り当て地の一つ」(8節3行目、上記冒頭)である「ユダの地域」に接して、「その長さは東側から西側にかけて部族の割り当て地の一つと同じで」、「その幅は二万五千キュビト・・・である」、となります。

 

その2、に続きます。