「王国」について その1

新改訳聖書』第3版のヨハネの黙示録1章5節と6節に、次のように書かれています。
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5節
また、忠実な証人、死者の中から最初によみがえられた方、地上の王たちの支配者であるイエス・キリストから、恵みと平安が、あなたがたにあるように。イエス・キリストは私たちを愛して、その血によって私たちを罪から解き放ち、
6節
また、私たちを王国とし、ご自分の父である神のために祭司としてくださった方である。キリストに栄光と力とが、とこしえにあるように。アーメン。
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5節3行目から6節にかけて、「(5節)・・・イエス・キリストは私たちを愛して、その血によって私たちを罪から解き放ち、(6節)また、私たちを王国とし、ご自分の父である神のために祭司としてくださった方である。」とあります。

 

イエス・キリストは・・・私たちを『王国』とし・・・てくださった方である。」とあります。「私たちを『王国』とし」た、ということが書かれています。言い換えると、「私たち」は『王国』になった、ということです。

 

この場合の『王国』は、例えば、「イギリス王国(グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国)」のような王国ではなく、『人』を指している、と言うことができると思います。

 

「私たち」、すなわち、『人』が『王国』になった、のです。

 

同様のことが、同じ黙示録の5章10節にも書かれています。9節から引用します。
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9節
彼らは、新しい歌を歌って言った。
 「あなたは、巻き物を受け取って、その封印を解
 くのにふさわしい方です。あなたは、ほふられて、
 その血により、あらゆる部族、国語、民族、国民
 の中から、神のために人々を贖い、
10節
 私たちの神のために、この人々を*王国とし、祭
 司とされました。彼らは地上を治めるのです。」

 

*あるいは「王」

 

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9節3行目から10節にかけて、「(9節)・・・あなたは、ほふられて、その血により、あらゆる部族、国語、民族、国民の中から、神のために人々を贖い、(10節)私たちの神のために、この人々を王国とし、祭司とされました。」とあります。

 

「あなたは、・・・この人々を『王国』と・・・されました。」とあります。言い換えると、『この人々』は『王国』になった、ということです。

 

『人』が『王国』になった、ということが書かれています。

 

その2、に続きます。