「世の終わり」について その17

新改訳聖書』第3版のルカの福音書17章37節に、次のように書かれています。
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17章37節
弟子たちは答えて言った。「主よ。どこでですか。」主は言われた。「死体のある所、そこに、はげたかも集まります。」
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また、同章34節と35節に、次のように書かれています。
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34節
あなたがたに言うが、その夜、同じ寝台でふたりの人が寝ていると、ひとりは取られ、他のひとりは残されます。
35節
女がふたりいっしょに臼をひいていると、ひとりは取られ、他のひとりは残されます。*

 

* 異本に三六節として「ふたりの男が畑にいると、ひとりは取られ、他のひとりは残されます」を加えるものもある。参マタ二四・四〇

 

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「主よ。どこでですか。」(37節)というのは、「ひとりは取られ、他のひとりは残されます」(34節と35節)、というのは「どこでですか」、ということであると考えられます。

 

それに対して主は、「死体のある所、そこに、はげたかも集まります。」(37節)と言われました。

 

これは、「世の終わり」のときの状況を述べたものではないか、と考えることはできないでしょうか。どういうことかと言いますと、地上はすべて「死体のある所」となっているのではないか、ということです。

 

そしてこれは、「御使い(は)が地にかまを入れ、地のぶどうを刈り集めて、神の激しい怒りの大きな酒ぶねに投げ入れた」(黙示録14:19、その14)あとの状況ではないか、と現時点では考えています。

 

いかがでしょうか。どのように思われますか。