「世の終わり」について その14

『悪いしもべ』は残されて、「今の天と地」が「火に焼かれる」(Ⅱペテ3:7、その6)ときに、「火で焼かれる」(マタイ13:40)のではないか、と思われます。

 

マタイの福音書24章40節(その13、後半)と41節は、『しもべ』について言われているのではないかと思われるのですが、ペテロの手紙 第二3章7節(その6、前半)の場合は、『しもべ』以外の者たちについて言われているのではないかと思われます。

 

「不敬虔な者ども」(Ⅱペテ3:7)には、『悪いしもべ』だけではなく、それ以外の者も含まれるのではないか、という考えと、「不敬虔な者ども」には、『悪いしもべ』は含まれないのではないか、という考えが思い浮かびます。

 

どちらであっても、「火に焼かれる」、のではないでしょうか。

 

ヨハネの黙示録14章14節から19節までに、次のように書かれています。
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14節
また、私は見た。見よ。白い雲が起こり、その雲に人の子のような方が乗っておられた。頭には金の冠をかぶり、手には鋭いかまを持っておられた。
15節
すると、もうひとりの御使いが聖所から出て来て、雲に乗っておられる方に向かって大声で叫んだ。「かまを*入れて刈り取ってください。地の**穀物は実ったので、取り入れる時が来ましたから。」

 

* 直訳「送り出して」
** 直訳「収穫はかわいた」

 

16節
そこで、雲に乗っておられる方が、地にかまを入れると地は刈り取られた。
17節
また、もうひとりの御使いが、天の聖所から出て来たが、この御使いも、鋭いかまを持っていた。
18節
すると、火を支配する権威を持ったもうひとりの御使いが、祭壇から出て来て、鋭いかまを持つ御使いに大声で叫んで言った。「その鋭いかまを*入れ、地のぶどうのふさを刈り集めよ。ぶどうはすでに熟しているのだから。」

 

* 直訳「送り出し」

 

19節
そこで御使いは地にかまを入れ、地のぶどうを刈り集めて、神の激しい怒りの大きな酒ぶねに投げ入れた。
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これらの節に書かれていることは、「収穫」(マタイ13:30)についてのことではないかと思われるのですが、いかがでしょうか。

 

その15、に続きます。