「世の終わり」について その3

「あなたの来られる時」(マタイ24:3)については、『新改訳聖書』第3版のマタイの福音書24章30節と31節に、次のように書かれています。
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30節
そのとき、人の子のしるしが天に現れます。すると、地上のあらゆる種族は、悲しみながら、人の子が大能と輝かしい栄光を帯びて天の雲に乗って来るのを見るのです。
31節
人の子は大きなラッパの響きとともに、御使いたちを遣わします。すると御使いたちは、天の果てから果てまで、四方からその選びの民を集めます。
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30節2行目から、「・・・人の子が・・・来る・・・」とあり、31節1行目から、「人の子は・・・御使いたちを遣わします。・・・」とあります。これらの記述から、「人の子」が来られるとき、「人の子」は「御使いたちを遣わ」す、ということが分かります。

 

マタイの福音書13章39節から42節までに、次のように書かれています。
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39節
毒麦を蒔いた敵は悪魔であり、収穫とはこの世の終わりのことです。そして、刈り手とは御使いたちのことです。
40節
ですから、毒麦が集められて火で焼かれるように、この世の終わりにもそのようになります。
41節
人の子はその御使いたちを遣わします。彼らは、*つまずきを与える者や不法を行う者たちをみな、御国から取り集めて、

 

* あるいは「障害となるもの」

 

42節
火の燃える炉に投げ込みます。彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。
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41節に、「人の子はその御使いたちを遣わします。・・・」とあります。

 

24章31節(上記、前半)にも、「人の子は・・・御使いたちを遣わします。・・・」とあります。

 

24章31節では、「人の子は・・・御使いたちを遣わします。すると御使いたちは、天の果てから果てまで、四方からその選びの民を集めます。」となっています。

 

一方、13章41節の場合は、42節にかけて、「人の子はその御使いたちを遣わします。彼らは、つまずきを与える者や不法を行う者たちをみな、御国から取り集めて、火の燃える炉に投げ込みます。・・・」となっています。

 

その4、に続きます。