「聖徒」について その3

新改訳聖書』第3版の使徒の働き2章27節(その1、後半)に、「あなたは私のたましいをハデスに捨てて置かず、あなたの聖者が朽ち果てるのをお許しにならないからである。」とあります。

 

同章31節(その2、中ほど)に、『彼はハデスに捨てて置かれず、その肉体は朽ち果てない』とあります。この中の「彼」というのは、「その2」で述べたように、32節で「このイエス」と言われている「キリスト」のことである、と言うことができると思います。

 

つまり、二重カギ(『』)の中の『・・・その肉体は朽ち果てない』の「その」というのは、「キリストの」、ということになります。言い換えると、「朽ち果てない」のは、「その肉体」すなわち「キリストの肉体」である、ということです。

 

2章27節の「・・・あなたの聖者が朽ち果てるのをお許しにならない・・・」というのは、同章31節の「・・・その肉体は朽ち果てない・・・」のことである、と言うことができると思います。

 

そうすると、31節で「その肉体は朽ち果てない」と言われている方は、32節で「このイエス」と言われている「キリスト」である、と言うことができるので、27節で「朽ち果てるのをお許しにならない」と言われている方も、32節で「このイエス」と言われている「キリスト」である、と言うことができると思います。

 

したがって、27節で「朽ち果てるのをお許しにならない」と言われているのは、「あなたの『聖者』」ですから、「あなたの『聖者』」というのは、「キリスト」のことである、ということになります。

 

そしてこれは、32節で「このイエス」と言われている「キリスト」ですから、この「キリスト」は「イエス」である、ということになります。

 

使徒の働き2章27節(その1、後半)2行目の「あなたの聖者・・・」というのは誰か、と言いますと、それは「イエスである、ということになります。

 

使徒の働き2章27節の「あなたの聖者」は、詩篇16篇10節(その1、冒頭)では、最後の行の「あなたの『聖徒』」に当たると言えるので、「あなたの『聖徒』」は「イエス」である、ということになります。

 

つまり、詩篇16篇10節(その1、冒頭)最後の行の「あなたの『聖徒』」というのは誰か、と言いますと、それは「イエス」である、ということです。

 

いかがでしょうか。どのように思われますか。