「神の子」について その1

新改訳聖書』第3版の使徒の働き13章32節と33節に、次のように書かれています。
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32節
私たちは、神が父祖たちに対してなされた約束について、あなたがたに良い知らせをしているのです。
33節
神は、イエスをよみがえらせ、それによって、*私たち子孫にその約束を果たされました。詩篇の第二篇に、『あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ』と書いてあるとおりです。

 

* 権威ある写本に「私たちの子孫」と読むものがある

 

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33節2行目から、「・・・詩篇の第二篇に、『あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ』と書いてあるとおりです。」とあります。

 

また、33節1行目から、「神は、イエスをよみがえらせ、それによって、*私たち子孫にその約束を果たされました。・・・」とあります。

 

これらの記述から、『・・・わたしがあなたを生んだ』というのは、「神(は)が、イエスをよみがえらせ」たこと、と考えることができると思います。

 

また、33節2行目から、「・・・『あなたは、わたしの子。・・・』・・・」とあります。

 

「きょう、わたしがあなたを生んだ」という言葉から、神がイエスをよみがえらせたことによって、イエスは『わたしの子』になった、と考えられます。

 

つまり、イエスがよみがえられたことによって、イエスは『わたしの子』、すなわち、『神の子』になられた、ということです。

 

これは、『人』または『人の子』であったイエスが、よみがえって『神の子』になられた、ということである、と言うことができると思います。

 

その2、に続きます。