「神」について その3

新改訳聖書』第3版のコリント人への手紙 第一8章4節から6節までに、次のように書かれています。
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4節
そういうわけで、偶像にささげた肉を食べることについてですが、私たちは、世の偶像の神は実際にはないものであること、また、唯一の神以外には神は存在しないことを知っています。
5節
なるほど、多くの神や、多くの主があるので、神々と呼ばれるものならば、天にも地にもありますが、
6節
私たちには、父なる唯一の神がおられるだけで、すべてのものはこの神から出ており、私たちもこの神のために存在しているのです。また、唯一の主なるイエス・キリストがおられるだけで、すべてのものはこの主によって存在し、私たちもこの主によって存在するのです。
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4節最後の行に、「・・・唯一の神以外には神は存在しない・・・」とあり、6節1行目から、「・・・父なる唯一の神がおられるだけで・・・す。・・・」、とあります。

 

この手紙が書かれた時点では、イエスはすでに天に上(のぼ)られています。

 

エスが地上におられたときイエスは、『父』を「『唯一の』まことの神であるあなた」(ヨハネ17:3、その2中ほど)と言われました。

 

それは、イエスご自身は、地上では『人』であったからである、と考えられます。

 

しかし、イエスが地上におられたときだけでなく、イエスが天に上(のぼ)られてからも、『父』が『唯一の神』である、ということが言われています。

 

このように、『神』と言う場合、それは、『父』のことを指していると考えられるのです。

 

いかがでしょうか。どのように思われますか。