「暴虐」について その9

新改訳聖書』第3版のエゼキエル書7章11節(その1、冒頭)に、次のように書かれています。
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11節
暴虐はつのって悪の杖となり、彼らも、その群集も、彼らの富もなくなり、彼らのために嘆く者もいなくなる。
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また、同章23節(その7、冒頭)に、次のように書かれています。
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23節
鎖を作れ。この国は*虐殺に満ち、この町は暴虐に満ちているからだ。

 

* 直訳「血のさばき」

 

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23節1行目から、「・・・この町は暴虐に満ちている・・・」とあります。

 

同章11節(上記冒頭)には、「暴虐はつのって悪の杖とな・・・る。」とあります。

 

わたしは「その1」(2021-12-14)で、『杖』について、『仮に、王の杖のような杖と考えると、それは、「支配の象徴」と考えることができると思います。』と述べました。「その1」(2021-12-14)の後半にあります。

 

また、『仮にそう考えると、7章11節の場合、「暴虐はつのって悪の杖とな」る、は「暴虐が支配する」、というような意味になると考えられます。』と述べました。

 

エゼキエル書7章23節(上記)1行目からの、「・・・この町は暴虐に満ちている・・・」というのは、『満ちている』とあるので、「暴虐が支配している」か、もしくは、「暴虐が支配的である」ということではないかと思われます。

 

いかがでしょうか。