「ネブカデレザル」について その6

新改訳聖書』第3版のエゼキエル書30章2節からは、「の日」について書かれている、と言うことができると思います。「ネブカデレザル」について その3(2021-11-25)をご参照ください。

 

それは、30章全体に及んでいると思われます。つまり、30章全体は、ほぼ、「の日」について書かれている、ということです。

 

エゼキエル書30章10節に、次のように書かれています。
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10節
  神である主はこう仰せられる。
  わたしはバビロンの王ネブカデレザルによって、
  エジプトの富を取り除く。
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2行目から、「わたしはバビロンの王『ネブカデレザル』によって、エジプトの富を取り除く。」とあります。

 

つまり、30章の「バビロンの王」というのは、『ネブカデレザル』のことである、ということです。

 

そして、同章11節に、次のように書かれています。
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11節
  彼と、彼の民、すなわち、最も横暴な異邦の民が
  その地を滅ぼすために遣わされる。
  彼らは剣を抜いてエジプトを攻め、
  その地を刺し殺された者で満たす。
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3行目から、「彼らは『剣』を抜いてエジプトを攻め、その地を刺し殺された者で満たす。」とあります。

 

「彼ら」とはだれでしょうか。

 

1行目の、「彼と、彼の民、すなわち、最も横暴な異邦の民・・・」のこと、と言うことができます。

 

「彼」とはだれでしょうか。

 

10節(上記)2行目の、「・・・バビロンの王『ネブカデレザル』・・・」のこと、と言うことができます。

 

「彼らは『剣』を抜いてエジプトを攻め、」(11節下から2行目、上記)というのは、「バビロンの王『ネブカデレザル』と、彼の民、すなわち、最も横暴な異邦の民は『剣』を抜いてエジプトを攻め、」ということになります。

 

ここで言われている『剣』は、「バビロンの王『ネブカデレザル』と、彼の民」の剣である、と言うことができます。

 

その7、に続きます。