「ネブカデレザル」について その5

新改訳聖書』第3版のエゼキエル書29章12節に、次のように書かれています。
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12節
わたしはエジプトの地を、荒れ果てた国々の間で荒れ果てさせ、その町々も四十年の間、廃墟となった町々の間で荒れ果てる。わたしはエジプト人を諸国の民の中に散らし、国々に追い散らす。
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「エジプトの地」が、12節に書かれているように「荒れ果てる」のは、「わたし(は)があなたに立ち向かう」(29章3節、その4冒頭)結果であると考えられます。

 

また、「エジプトの地」が「荒れ果てて廃墟となる」(29章9節、その4中ほど)のは、「神である主」が「『剣』を送ってあなたを攻め」(同章8節、その4中ほど)るからである、と言うことができると思います。

 

「『剣』を送って」、とあります。

 

この『剣』というのは、だれの剣のことであると考えられるでしょうか。

 

エゼキエル書30章24節に、次のように書かれています。
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24節
しかし、わたしはバビロンの王の腕を強くし、わたしの剣を彼の手に渡し、彼は刺された者がうめくようにバビロンの王の前でうめく。
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1行目から、「・・・わたしはバビロンの王の腕を強くし、わたしの『剣』を彼の手に渡し、・・・」とあります。

 

この場合の「彼」というのは、「バビロンの王」のこと、と言うことができると思います。

 

「わたしの『剣』をバビロンの王の手に渡」す、となります。

 

エゼキエル書30章21節からは、「エジプトの王パロ」について書かれています。

 

同章24節(上記)2行目からの、「・・・彼は刺された者がうめくようにバビロンの王の前でうめく。」の「彼」というのは、「彼は・・・『バビロンの王の前で』うめく」、とあることから、それはバビロンの王のことではなく、「エジプトの王パロ」のことである、と言うことができると思います。

 

30章22節の、「・・・彼の腕・・・」の「彼」と同じです。

 

「わたしは・・・わたしの『剣』を彼(すなわち、バビロンの王)の手に渡」す、のですから、わたしの『剣』はバビロンの王の手に握られる、ということになります。

 

「バビロンの王」とは、だれでしょうか。

 

その6、に続きます。