「よみ」について その4の1

新改訳聖書』第3版のエゼキエル書32章25節に、次のように書かれています。
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32章25節
その寝床(ねどこ)は刺し殺された者たちの間に置かれ、そのすべての群集も、その墓の回りにいる。みな、割礼を受けていない者、剣で刺し殺された者である。彼らの恐怖が生ける者の地にあったからである。それで彼らは穴に下る者たちとともに自分たちの恥を負っている。彼らは刺し殺された者たちの間に置かれた。
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1行目の「その寝床(ねどこ)・・・」というのは、「エラムの寝床」か、もしくは、「エラム」と「そのすべての群集」の寝床、のことと思われます。

 

「そのすべての群集も、その墓の回りにいる」(1行目から)とあるように、「そのすべての群集」が「その寝床(ねどこ)」とは分けて書かれているので、「その寝床(ねどこ)」というのは、「エラムの寝床」のことかもしれません。

 

そこで、「その寝床」というのは、さしあたり、「エラムの寝床」のこととして、話を進めます。

 

「その寝床(ねどこ)は刺し殺された者たちの間に置かれ」(1行目)ている、ということが書かれています。

 

また、5行目から、「・・・『彼ら』は刺し殺された者たちの間に置かれた。」とあります。

 

「そのすべての群集」に「寝床(ねどこ)」があるのかどうかは別にして、「エラム」と「そのすべての群集」、すなわち、『彼ら』は「刺し殺された者たちの間に置かれ」ている、と言うことができると思います。

 

「刺し殺された者たち」と言うと、「アッシリヤとその全集団」(22節)が思い浮かびます。「その1の2」の冒頭をご参照ください。

 

エラムの寝床」と「そのすべての群集」は、「アッシリヤとその全集団」の間に置かれている、ということが想像されます。

 

その4の2、に続きます。