「よみ」について その7の5

新改訳聖書』第3版のエゼキエル書32章21節(その1の1、前半)には、『降りて来て、剣で刺し殺された者・・・たちとともに横たわれ』、とあります。

 

28節(その7の1、冒頭)には、「あなたは、割礼を受けていない者たちの間で砕かれ、剣で刺し殺された者たちとともに横たわる。」とあります。

 

「エジプトの群集」は、「割礼を受けていない者たちの間で砕かれ、・・・横たわる」だけではなく、「剣で刺し殺された者たち」とも「ともに横たわる」、と言うことができます。

 

「剣で刺し殺された者たち」としては、①「エラム」と「そのすべての群集」や、②「メシェクとトバル」および「そのすべての群集」がいます。

 

「割礼を受けていない者たち」(その7の4、終わりのほう)の場合と同じです。

 

「エジプトの群集」は、①と②の間で砕かれ、①および②とともに横たわるものと思われます。

 

21節から27節までに書かれていることは、『よみの中』でのことであるのに対して、28節に書かれていることは、これから『よみ』の中で起こること、と言うことができると思います。

 

21節(その1の1、前半)に、「勇敢な勇士たちは、・・・『よみ』の中から語りかける」とあって、『降りて来て、・・・横たわれ』と語りかけます。

 

「その国(すなわち、エジプト)とそのすべての群集」(20節)に対して語りかける、と考えられるのですが、この時点ではまだ『よみ』に降りて行(い)ってはいない、と言うことができると思います。

 

28節の記述より、28節の場合は、「エジプトとそのすべての群集」は、これから『よみ』に降りて行(い)って、横たわるものと思われます。

 

そして『よみ』には、「アッシリヤとその全集団」、「エラムと「そのすべての群集」、「メシェクとトバル」および「そのすべての群集」がおり、そこへ、「エジプトの群集」が降りて行(い)って、横たわる、ということになると思います。

 

その8の1、に続きます。