「もみがら」について その2

新改訳聖書』第3版のホセア書13章1節から3節までに、次のように書かれています。
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*1節
エフライムが震えながら語ったとき、
主はイスラエルの中であがめられた。
しかし、エフライムは、
バアルにより罪を犯して死んだ。

 

* 別訳「エフライムが語ると、人々は震えた。エ
フライムはイスラエルの中で自分を高くし、バアル
によって罪を犯して死んだ」

 

2節
彼らは今も罪を重ね、銀で鋳物の像を造り、
自分の考えで偶像を造った。
これはみな、職人の造った物。
彼らはこれについて言う。
「いけにえをささげる者は子牛に口づけせよ」と。
3節
それゆえ、彼らは朝もやのように、
朝早く消え去る露のように、
打ち場から吹き散らされるもみがらのように、
また、窓から出て行(い)く煙のようになる。
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3節1行目から、「・・・彼らは・・・打ち場から吹き散らされるもみがらのように・・・なる。」とあります。

 

「彼ら」というのは、「エフライム」(1節)のこと、と言うことができると思います。

 

その「エフライム」は「バアルにより罪を犯して死んだ。」と書かれています。「エフライム」は、2節に書かれているような「罪を犯し」たので、「もみがらのように・・・なる」、と考えられます。

 

また、ヨブ記21章17節と18節に、次のように書かれています。
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17節
幾たび、悪者のともしびが消え、
わざわいが彼らの上に下り、
神が怒って彼らに滅びを分け与えることか。
18節
彼らは、風の前のわらのようではないか。
つむじ風に吹き去られる
もみがらのようではないか。
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18節で、「彼ら」が、「もみがら」にたとえられています。「彼ら」というのは、「悪者」(17節)のこと、と言うことができると思います。

 

「悪者」が「もみがら」にたとえられている、と言うことができると思います。詩篇1篇4節(その1、冒頭)と同じです。

 

その3、に続きます。