「四百三十年」について その13

創世記28章13節と14節の神のみことばを、ガラテヤ人への手紙3章17節の契約と仮定します。そうするとこれは、ヤコブが40歳のときのことになります。

 

ガラテヤ人への手紙3章17節の「四百三十年」を、仮に、ヤコブとの契約から律法までとします。そうすると、そのうちの80年は、モーセがエジプトにいた年数になります。

 

残りは、430-80=350で、350年です。

 

ヤコブが40歳のとき神がヤコブと契約を結ばれてから、ヤコブが130歳でエジプトに移住するまで、パダン・アラムでの20年間を別にして、ヤコブは「カナンの地」にいた、と考えます。そうすると、130-40=90で、90年の間「カナンの地」にいた、ということになります。

 

残りの350年のうち、90年は、ヤコブが「カナンの地」にいた年数になります。この90年の中には、「イスラエルの子ら」が「カナンの地」にいた年数も含まれます。また、ヤコブが130歳でエジプトに移住したとき、ケハテは0歳だったと仮定します。

 

そうすると、残りは、350-90=260で、260年です。

 

ヤコブがエジプトに移住してから、ヨセフが110歳で死ぬまでは、110-70=40で、40年になります。「70」というのは、ヤコブとヨセフの年の差60歳から導き出されるヨセフの年齢です。130歳(ヤコブの年齢)-60歳(年の差)=70歳(ヨセフの年齢)。

 

このとき、すなわち、ヨセフが死んだとき、ケハテは40歳です。

 

残りの260年のうち、40年は、ヨセフが110歳で死ぬまで「イスラエルの子ら」がエジプトにいた年数になります。

 

そうすると、残りは、260-40=220で、220年です。

 

仮に、アムラムが130歳のときにモーセを生んだとすると、アムラムは、まるまる130年の間エジプトにいた、ということになります。220年のうち、130年はこれで説明がつきます。

 

そうすると、残りは、220-130=90で、90年です。

 

この90年は、ヨセフが死んでから、アムラムが生まれるまでの年数です。ヨセフが死んだとき、ケハテは40歳だったので、その90年後の130歳でアムラムを生んだとすると、「四百三十年」を説明することができます。

 

かろうじて、説明することができる、という感じです。

 

出エジプト記12章40節の「四百三十年」については、新改訳聖書では『イスラエル人』が、となっており、七十人訳聖書では『イスラエルの子ら』が、となっています。その「四百三十年」は『イスラエル人』または『イスラエルの子ら』が「エジプトとカナンの地に」いた期間です。これだと、ガラテヤ人への手紙3章17節の「四百三十年」を説明することはできないと思います。

 

なぜなら、『イスラエル人』または『イスラエルの子ら』がカナンの地にいた期間は、ヤコブが60歳のときから数えることになると考えられるからです。

 

主語が『ヤコブと』イスラエルの子らが、だったら説明できます。この場合だと、ヤコブが40歳のときから数えることができるからです。

 

いかがでしょうか。どのように思われますか。

 

また、気づかずに間違っているところがあるかもしれません。しばらくの間は、何度か確認しようと思います。もし間違っているところが見つかった場合は、訂正して、再度、考えます。

 

よろしくお願いいたします。