「懲らしめ」について その7

新改訳聖書』第3版のレビ記26章29節から33節まで(その4、中ほど)に書かれていることは、「あなたがたの罪に対して七倍も重くあなたがたを懲らしめよう」(28節、その4冒頭)、の『懲らしめ』であると思われるのですが、その『懲らしめ』は、へブル人への手紙12章10節(その6、中ほど)の記述と照らし合わせると、「ご自分の聖(きよ)さにあずからせよう」とするためではないか、と思われます。

 

新改訳聖書』第3版のレビ記26章12節に、次のように書かれています。
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12節
わたしはあなたがたの間を歩もう。わたしはあなたがたの神となり、あなたがたはわたしの民となる。
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2行目に、「・・・あなたがたはわたしの民となる」、とあります。

 

「あなたがた」が「わたしの民となる」ためには、「あなたがた」は「ご自分(すなわち、神)の聖(きよ)さにあずか」り、『きよく』なっていなければならない、と思います。

 

エゼキエル書37章23節に、次のように書かれています。
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23節
彼らは二度と、その偶像や忌まわしいもの、またあらゆるそむきの罪によって身を汚さない。わたしは、彼らがかつて罪を犯したその滞在地から彼らを救い、彼らをきよめる。彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。
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2行目から、「・・・わたしは、・・・彼らを『きよめる』。彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。」とあります。

 

「彼ら」が『きよめられる』ことによって、「彼らはわたしの民とな」ることができる、のではないでしょうか。

 

エレミヤ書25章7節から9節までに、次のように書かれています。
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7節
それでも、あなたがたはわたしに聞き従わなかった。―の御(み)告げ―それで、あなたがたは手で造った物でわたしの怒りを引き起こし、身にわざわいを招いた。」
8節
それゆえ、万軍のはこう仰せられる。「あなたがたがわたしのことばに聞き従わなかったために、
9節
見よ、わたしは北のすべての種族を呼び寄せる。―の御(み)告げ―すなわち、わたしのしもべバビロンの王ネブカデレザルを呼び寄せて、この国と、その住民と、その回りのすべての国々とを攻めさせ、これを聖絶して、恐怖とし、あざけりとし、永遠の廃墟とする。
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8節から9節にかけて、「(8節)・・・あなたがたがわたしのことばに聞き従わなかったために、(9節)見よ、わたしは北のすべての種族を呼び寄せる。・・・」とあります。

 

「北のすべての種族」というのは、「わたしのしもべバビロンの王ネブカデレザル」(9節)のことです。

 

その8、に続きます。