『新改訳聖書』第3版のエレミヤ書21章4節から6節までに、次のように書かれています。
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4節
イスラエルの神、主は、こう仰せられる。『見よ。あなたがたは、城壁の外からあなたがたを囲んでいるバビロンの王とカルデヤ人とに向かって戦っているが、わたしは、あなたがたの手にしている武具を取り返して、それをこの町の中に集め、
5節
わたし自身が、伸ばした手と強い腕と、怒りと、憤りと、激怒とをもって、あなたがたと戦い、
6節
この町に住むものは、人間も獣も打ち、彼らはひどい疫病で死ぬ。
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6節1行目から、「この町に住むものは、人間も獣も打ち、彼らはひどい疫病で死ぬ。」とあります。
「打ち、」の主語は、5節の「わたし自身が・・・」であると考えられます。
そうすると、「わたし自身が・・・打ち」、となります。何を打つのか、と言いますと、「人間も獣も」、です。「わたし自身が・・・人間も獣も打ち」、となります。
「わたし」というのは、4節より、「イスラエルの神、主」のこと、と言うことができます。
「イスラエルの神、主」が、「人間も獣も打ち」、となります。
6節1行目から、「・・・彼らはひどい疫病で死ぬ・・・」、とあるのですが、これは、いつのことであると考えられるでしょうか。
「彼ら」というのは、「人間」と「獣」のこと、と言うことができます。
「人間も獣もひどい疫病で死ぬ」、となります。
そしてそれらは、「この町に住むもの」です。「この町」というのは、「エルサレム」のことと思われます。
4節1行目から、「・・・あなたがたは、城壁の外からあなたがたを囲んでいるバビロンの王とカルデヤ人とに向かって戦っている・・・」とあります。
「あなたがたを囲んでいる」、とあるので、主が仰せられたとき、バビロンの王とカルデヤ人は、「この町」を『包囲中』であった、ということが分かります。
6節1行目からの、「・・・彼らはひどい疫病で死ぬ・・・」、というのは、「この町」を『包囲中』のときのことでしょうか。
その2、に続きます。