「エホヤキム」について その11

わたしは以前、「エホヤキム」について その2(2022-03-02)、の下から6段落目から3段落目までで、次のように述べました。

 

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この考え方には、『バビロンで』「彼の先祖たちとともに眠った」、という点に難点があると思います。

 

「彼の先祖たち」が『バビロンで』眠っていた、あるいは、眠ったということはあり得るのでしょうか。

 

何かうまい説明は考えられるでしょうか。
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この考え方には、『バビロンで』「彼の先祖たちとともに眠った」、という点に難点があると思います、とありますが、「その9」と「その10」で述べたように、「彼の先祖たちとともに眠った」、というのは、必ずしも『先祖たちの墓に入れられた』ということであるとは限らない、と言うことができます。

 

「彼の先祖たちとともに眠った」ということを、『彼の先祖たちの墓に入れられた』と考える場合に、『難点』になる、ということです。

 

したがって、エホヤキムが『バビロンで』死んだとしても、「彼の先祖たちとともに眠った」と言うことはできるのであって、『バビロンで』「彼の先祖たちとともに眠った」、という点に『難点はない』、ということになります。

 

「彼の先祖たち」が『バビロンで』眠っていた、あるいは、眠ったということがなくても、「彼の先祖たちとともに眠った」と言うことはできる、ということになります。

 

「うまい説明」であるかどうかは分かりませんが、これで説明がつくと思います。

 

いかがでしょうか。