「エホヤキム」について その1

新改訳聖書』第3版の列王記 第二24章6節に、次のように書かれています。
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6節
エホヤキムは彼の先祖たちとともに眠り、その子エホヤキンが代わって王となった。
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1行目から、「エホヤキムは彼の先祖たちとともに眠り、その子エホヤキンが代わって王となった。」とあります。

 

これは、どのように理解したらよいでしょうか。

 

「その子エホヤキンが代わって王とな」る前に、「エホヤキムは彼の先祖たちとともに眠」ったのでしょうか。

 

列王記 第二24章6節を読む限り、そのように、すなわち、「その子エホヤキンが代わって王とな」る前に、「エホヤキムは彼の先祖たちとともに眠」った、と読むことができると思います。

 

「先祖たちとともに眠」った、というのは、エホヤキムも先祖たちの墓に葬られた、ということであると考えられるのですが、そのように考えてよいでしょうか。

 

エルサレム」、もしくは「ユダ」で、「彼の先祖たちとともに眠・・・った」、ということなのでしょうか。

 

歴代誌 第二36章5節と6節に、次のように書かれています。
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5節
エホヤキムは二十五歳で王となり、エルサレムで十一年間、王であった。彼は、その神、の目の前に悪を行(おこな)った。
6節
この彼のもとに、バビロンの王ネブカデネザルが攻め上(のぼ)って来て、彼を青銅の足かせにつなぎ、バビロンへ引いて行った。
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36章6節に、「この彼のもとに、バビロンの王ネブカデネザルが攻め上(のぼ)って来て、彼を青銅の足かせにつなぎ、バビロンへ引いて行った。」とあります。

 

36章6節の二つの「彼」というのは、「エホヤキム」のこと、と言うことができます。

 

そうすると、36章6節は、「この『エホヤキム』のもとに、バビロンの王ネブカデネザルが攻め上(のぼ)って来て、『エホヤキム』を青銅の足かせにつなぎ、バビロンへ引いて行った。」となります。

 

つまり、エホヤキムは『バビロンへ』引いて行かれた、ということです。

 

その2、に続きます。