「奉納地」について その9

新改訳聖書』第3版のエゼキエル書45章1節に、次のように書かれています。
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1節
あなたがたがその地を相続地として、くじで分けるとき、その地の聖なる区域を奉納地としてにささげなければならない。その長さは二万五千キュビト、幅は*一万キュビト。その周囲の全域は聖なる地である。

 

* 七十人訳は「二万キュビト」

 

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1行目から、「あなたがたがその地を相続地として、くじで分けるとき、その地の聖なる区域を奉納地としてにささげなければならない。・・・」、とあります。

 

この記述から、『奉納地』がささげられるのは、「その地を相続地として、くじで分けるとき」、であることが分かります。

 

ヨシュア記には、『奉納地』についての記述はありません。

 

新改訳聖書』第3版の巻末にある、「12部族に分割されたカナン」という地図にも、『奉納地』は描かれていません。

 

つまり、エゼキエル書の『奉納地』についての記述は、ヨシュア記の時代のことではない、ということです。

 

では、いつの時代のことでしょうか。

 

どのように思われますか。