『新改訳聖書』第3版のエゼキエル書45章1節に、次のように書かれています。
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1節
あなたがたがその地を相続地として、くじで分けるとき、その地の聖なる区域を奉納地として主にささげなければならない。その長さは二万五千キュビト、幅は*一万キュビト。その周囲の全域は聖なる地である。
* 七十人訳は「二万キュビト」
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1行目から、「あなたがたがその地を相続地として、くじで分けるとき、その地の聖なる区域を奉納地として主にささげなければならない。・・・」、とあります。
この記述から、『奉納地』がささげられるのは、「その地を相続地として、くじで分けるとき」、であることが分かります。
ヨシュア記には、『奉納地』についての記述はありません。
『新改訳聖書』第3版の巻末にある、「12部族に分割されたカナン」という地図にも、『奉納地』は描かれていません。
つまり、エゼキエル書の『奉納地』についての記述は、ヨシュア記の時代のことではない、ということです。
では、いつの時代のことでしょうか。
どのように思われますか。