「よみ」について その7の2

新改訳聖書』第3版のエゼキエル書32章18節(その7の1、前半)2行目から、「その民と強国の民の娘たちとを、穴に下る者たちとともに地下の国に下らせよ。」とあります。

 

「その民と強国の民の娘たち」とあります。

 

「その民」が「エジプトの民」である、ということについては問題は無いと思います。

 

では、「強国の民」はどうでしょうか。

 

「強国」というのは、エジプト以外の国のことでしょうか。

 

「エジプトの群集のために嘆け。」(18節)とあって、「・・・強国の民の娘たちとを、穴に下る者たちとともに地下の国に下らせよ。」(同)とあります。

 

「強国」がエジプト以外の国のことだとすると、「エジプトの群集のために嘆け」というのをどう理解したらよいのか、困ります。

 

現時点で思いつくのは、「エジプトの群集」の中に「強国の民の娘たち」がいる、ということです。

 

「エジプトの群集」の中に「強国の民の娘たち」がいる、と考えるなら、「エジプトの群集のために嘆け」というのは、理解できると思います。

 

つまり、「エジプトの群集」というのは、『エジプト人』の群集のことではなく、『エジプトにいる』群集のこと、ということです。

 

現時点では、以上のように理解します。

 

その7の3、に続きます。