「よみ」について その6の2

新改訳聖書』第3版のエゼキエル書32章27節(その6の1、冒頭)の「ずっと昔に倒れた勇士たち」とは違って、「メシェクとトバル」および「そのすべての群集」は、「武具を持ってよみに下」ったのではなく、「剣は頭の下に置かれ」ているのではなく、「盾(「咎」の読み替え)は彼らの骨に置かれてい」るのではない、ので、「ともに横たわることはできない」、ということではないかと思われます。

 

「ずっと昔に倒れた勇士たち」の横たわっている状況を考えると、この「勇士たち」は、『埋葬』されているのではないか、また、『埋葬』されて『よみ』に下ったのではないか、と思われます。

 

それに対して、「メシェクとトバル」および「そのすべての群集」の場合は、『埋葬』されることなく『よみ』に下ったのではないか、と思われます。

 

26節(その5、冒頭)に、「メシェクとトバル」および「そのすべての群集」は、「剣で刺し殺された者」である、と書かれています。

 

「その『すべての』群集」が剣で刺し殺された、と言うことができると思います。

 

「その『すべての』群集」が剣で刺し殺されたとすると、『埋葬』する者はいなくなった、と考えられます。そのため、『埋葬』されることはなかった、のではないかと思われます。

 

その6の3、に続きます。