ダニエル書2章について その6

「その4」と「その5」に、コメントありがとうございます。

 

まず、「その4」のコメントについて述べます。

 

コメントに、
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・・・
2:39にあなたの後に
とあります。 それはネブカデネザル(バビロン)の後にということからわかります。
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とあります。

 

確かに、歴史上は、バビロンが滅んで、メド・ペルシャが興り、メド・ペルシャが滅んで、ギリシャが興る、等と言うことができると思います。

 

しかし、ダニエル書2章の場合は、31節から35節までの、ネブカデネザルが見た夢の内容と、37節から44節までの、解き明かしの内容は、『対応する』、と言うことができると思います。

 

そうすると、34節と35節に書かれていることに『対応する』解き明かしがある、ということになります。

 

それはどこでしょうか。44節ではありませんか。

 

新改訳聖書』第3版のダニエル書2章44節は、次のようになっています。
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この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされます。その国は永遠に滅ぼされることがなく、その国は他の民に渡されず、かえってこれらの国々をことごとく打ち砕いて、絶滅してしまいます。しかし、この国は永遠に立ち続けます。
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2行目から、「・・・その国は・・・これらの国々をことごとく打ち砕いて、絶滅してしまいます。・・・」とあります。

 

「その国」というのは、何でしょうか。

 

「一つの石が人手によらずに切り出され」(34節)の、「一つの石」ではありませんか。「その国」は「一つの石」に『対応する』のではありませんか。

 

また、「これらの国々」とは、何でしょうか。

 

「鉄も粘土も青銅も銀も金も」(35節)と言われている「国々」ではありませんか。

 

「一つの石」が「その像の鉄と粘土の足を打ち、これを打ち砕きました。そのとき、鉄も粘土も青銅も銀も金もみな共に砕けて、夏の麦打ち場のもみがらのようになり、風がそれを吹き払って、あとかたもなくなりました。」(34節と35節)というのが、「・・・その国は・・・これらの国々をことごとく打ち砕いて、絶滅してしまいます。・・・」(44節)に、『対応する』、のではありませんか。

 

44節に、「その国は・・・これらの国々をことごとく打ち砕いて、絶滅してしまいます」、とあります。「鉄も粘土も青銅も銀も金も」(35節)と言われている「国々」は、『ことごとく』打ち砕かれるのではありませんか。

 

hhhhhh210さんは、34節と35節に書かれていることに『対応する』解き明かしは、あると思われますか、それとも、無いと思われますか。

 

いかがでしょうか、どのように思われますか。