ダニエル書2章について その5

ダニエル書2章36節に、次のように書かれています。
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2章36節
これがその夢でした。私たちはその解き明かしを王さまの前に申し上げましょう。
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2章31節から35節までが、「その夢」の内容です。

 

同章37節から44節までは、「その解き明かし」に当たる、と言うことができると思います。

 

つまり、2章31節から35節までの「その夢」の内容と、同章37節から44節までの「その解き明かし」の内容は、『対応する』、ということです。

 

35節で、「鉄も粘土も青銅も銀も金もみな共に砕け」た、ということは、「鉄も粘土も青銅も銀も金もみな共に」存在する、ということではないでしょうか。

 

「共に存在する」のでなければ、「共に砕ける」ことはできないと思います。

 

hhhhhh210さんは、「つまり同時に4つの国が存在するのではないということです。」と、ほぼ断定的におっしゃっておられますが、聖書には、『滅んで』興る、という記述は無いと思います。

 

また、「その解き明かし」が、2章31節から35節までの「その夢」の内容と『対応する』ということや、「その1」で述べた、『王』が『国』でもある(7章17節と23節の記述より)、ということからも、『同時に存在する』と考えたほうが、聖書を「正しく理解する」、ということにならないでしょうか。

 

いかがでしょうか、どのように思われますか。