ダニエル書2章について その1

新改訳聖書』第3版のダニエル書2章26節から28節までに、次のように書かれています。
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26節
それで王は、ベルテシャツァルという名のダニエルに言った。「あなたは私が見た夢と、その解き明かしを私に示すことができるのか。」
27節
ダニエルは王に答えて言った。「王が求められる秘密は、知者、呪文師、呪法師、星占いも王に示すことはできません。
28節
しかし、天に秘密をあらわすひとりの神がおられ、この方が終わりの日に起こることをネブカデネザル王に示されたのです。あなたの夢と、寝床であなたの頭に浮かんだ幻はこれです。
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28節1行目から、「・・・天に秘密をあらわすひとりの神がおられ、この方が『終わりの日に起こること』をネブカデネザル王に示されたのです。・・・」とあります。

 

同章31節に、次のように書かれています。
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2章31節
王さま。あなたは一つの大きな像をご覧になりました。見よ。その像は巨大で、その輝きは常ならず、それがあなたの前に立っていました。その姿は恐ろしいものでした。
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ネブカデネザル王が見た夢というのは、「一つの大きな像」の夢のことである、と言うことができると思います。

 

そしてその、「一つの大きな像」の夢というのは、『終わりの日に起こること』(28節1行目から)を示したものである、と言うことができると思います。

 

その2、に続きます。