「怒り」について その3

新改訳聖書』第3版のローマ人への手紙2章5節に、次のように書かれています。
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2章5節
ところが、あなたは、かたくなさと悔い改めのない心のゆえに、御怒りの日、すなわち、神の正しいさばきの現れる日の御怒りを自分のために積み上げているのです。
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2行目に、「・・・御怒りの日、すなわち、神の正しいさばきの現れる日・・・」とあります。この言葉より、「御怒りの日」は「神の正しいさばきの現れる日」である、ということが分かります。「御怒りの日」に、「神の正しいさばき(の)が現れる」、と言うことができると思います。

 

「その1」で引用したローマ人への手紙2章6節から10節までのうち、7節と10節に書かれていることは、ヨハネの黙示録11章18節(その1、冒頭)の、「・・・あなたのしもべである預言者たち、聖徒たち、また小さい者も大きい者もすべてあなたの御名を恐れかしこむ者たちに報いの与えられる時・・・」の「報い」のことではないか、と思われます。

 

それに対して、8節と9節に書かれていることは、「怒りと憤り」が下される場合のことであり、「神の正しいさばき(の)が現れる」場合のことではないか、と思われます。2章5節2行目に、「・・・御怒りの日、すなわち、神の正しいさばきの現れる日・・・」とあります。

 

「怒りと憤り」が下される場合のことである、つまり、「御怒りの日」のことであるなら、「神の正しいさばきの現れる日」のことでもある、と言うことができると思います。

 

これは、ヨハネの黙示録11章18節(その1、冒頭)の「・・・あなたの御怒り・・・が来ました。死者のさばかれる時・・・です。」のことではないでしょうか。

 

ローマ人への手紙2章8節と9節(その1、後半)に書かれていることは、「・・・死者のさばかれる時・・・」(黙示録11:18)のことではないか、と思われます。

 

いかがでしょうか。

 

その4、に続きます。