「さばき」について その1

新改訳聖書』第3版のヨハネの黙示録11章18節に、次のように書かれています。
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11章18節
諸国の民は怒りました。しかし、あなたの御怒り*の日が来ました。死者のさばかれる時、あなたのしもべである預言者たち、聖徒たち、また小さい者も大きい者もすべてあなたの御名を恐れかしこむ者たちに報いの与えられる時、また、地を滅ぼす者どもの滅ぼされる時です。

 

* 「の日」は補足

 

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1行目から、「・・・あなたの御怒り・・・が来ました。死者のさばかれる時・・・です。」とあります。

 

ヨハネ福音書5章28節と29節には、次のように書かれています。
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28節
このことに驚いてはなりません。墓の中にいる者がみな、子の声を聞いて出て来る時が来ます。
29節
善を行(おこな)った者は、よみがえっていのちを受け、悪を行(おこな)った者は、よみがえってさばきを受けるのです。
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28節1行目の、「・・・墓の中にいる者・・・」というのは、「死者」のことである、と言うことができると思います。

 

28節1行目から、「・・・墓の中にいる者がみな、・・・出て来る時が来ます。」とあります。「墓の中にいる者が・・・出て来る」というのは、「よみがえって」墓から「出て来る」、ということではないでしょうか。

 

また、29節1行目から、「・・・悪を行(おこな)った者は、よみがえってさばきを受けるのです。」とあります。

 

「墓の中にいる者」のうち、「悪を行(おこな)った者は、よみがえってさばきを受ける」、と言うことができると思います。

 

ヨハネの黙示録11章18節の、「・・・死者のさばかれる時・・・」の「死者のさばかれる」、というのは、ヨハネの福音書5章28節と29節に書かれていることではないでしょうか。


つまり、「悪を行(おこな)った者」(死者)が、「よみがえってさばきを受ける」(ヨハネ5:29)、ということではないでしょうか。

 

どのように思われますか。