「さばき」について その3

新改訳聖書』第3版のローマ人への手紙2章8節と9節に、次のように書かれています。
***
8節
党派心を持ち、真理に従わないで不義に従う者には、怒りと憤りを下されるのです。
9節
患難と苦悩とは、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、悪を行うすべての者の上に下り、
***

 

8節に「・・・怒りと憤りを下される・・・」とあります。これは、「御怒りの日」(ローマ2:5)のことであり、また、「あなたの御怒り」が来た(黙示録11:18)ときのことではないでしょうか。

 

また9節に、「患難と苦悩とは、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、悪を行うすべての者の上に下り、」とあります。

 

9節1行目から、「・・・悪を行うすべての者・・・」とあります。ヨハネ福音書5章29節の「・・・悪を行(おこな)った者は、よみがえってさばきを受けるのです。」という言葉より、「悪を行うすべての者」(ローマ2:9)は、「よみがえってさばきを受ける」のではないか、と思われます。

 

「悪を行うすべての者」は、「よみがえってさばきを受け」、有罪となり、彼らには、刑罰として「患難と苦悩」が臨むのではないかと思われます。

 

ローマ人への手紙2章8節と9節(上記)には、同章5節(その2、冒頭)2行目の「御怒りの日、すなわち、神の正しいさばきの現れる日」のことが書かれている、と言うことができると思います。

 

そしてこれは、ヨハネの黙示録11章18節(その1、冒頭)1行目からの、「・・・あなたの御怒り・・・が来ました。死者のさばかれる時・・・です。」のことではないか、と思われます。

 

いかがでしょうか。どのように思われますか。