「怒り」について その1

新改訳聖書』第3版のヨハネの黙示録11章18節に、次のように書かれています。
***
11章18節
諸国の民は怒りました。しかし、あなたの御怒り*の日が来ました。死者のさばかれる時、あなたのしもべである預言者たち、聖徒たち、また小さい者も大きい者もすべてあなたの御名を恐れかしこむ者たちに報いの与えられる時、また、地を滅ぼす者どもの滅ぼされる時です。

 

* 「の日」は補足

 

***

 

1行目から、「・・・あなたの御怒り・・・が来ました。死者のさばかれる時・・・です。」とあります。

 

また、ローマ人への手紙2章5節に、次のように書かれています。
***
2章5節
ところが、あなたは、かたくなさと悔い改めのない心のゆえに、御怒りの日、すなわち、神の正しいさばきの現れる日の御怒りを自分のために積み上げているのです。
***

 

2行目に、「・・・御怒りの日、すなわち、神の正しいさばきの現れる日・・・」とあります。これは、ヨハネの黙示録11章18節(上記、冒頭)の「・・・あなたの御怒り・・・が来ました。死者のさばかれる時・・・です。」のことではないか、と思われますが、いかがでしょうか。

 

ローマ人への手紙2章5節に続いて、6節から10節までに、次のように書かれています。
***
6節
神は、ひとりひとりに、その人の行いに従って報いをお与えになります。
7節
忍耐をもって善を行い、栄光と誉れと不滅のものとを求める者には、永遠のいのちを与え、
8節
党派心を持ち、真理に従わないで不義に従う者には、怒りと憤りを下されるのです。
9節
患難と苦悩とは、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、悪を行うすべての者の上に下り、
10節
栄光と誉れと平和は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、善を行うすべての者の上にあります。
***

 

これらの節のうち、7節と10節に書かれていることは、ヨハネの黙示録11章18節(上記、冒頭)の、「・・・あなたのしもべである預言者たち、聖徒たち、また小さい者も大きい者もすべてあなたの御名を恐れかしこむ者たちに報いの与えられる時・・・」の「報い」のことではないかと思われますが、いかがでしょうか。

 

また、8節1行目から、「・・・怒りと憤りを下されるのです。」とあります。これは、ヨハネの黙示録11章18節(上記、冒頭)1行目からの、「・・・あなたの御怒り・・・が来ました」、の「あなたの御怒り」が下されるときのことではないか、と思われるのですが、いかがでしょうか。

 

ローマ人への手紙2章7節から10節までに書かれていることは、ヨハネの黙示録11章18節(上記、冒頭)の、「・・・あなたの御怒り・・・が来ました。死者のさばかれる時、あなたのしもべである預言者たち、聖徒たち、また小さい者も大きい者もすべてあなたの御名を恐れかしこむ者たちに報いの与えられる時・・・です。」のことではないか、と思われますが、いかがでしょうか。

 

その2、に続きます。