「懲らしめ」について その3

新改訳聖書』第3版のレビ記26章23節と24節(いずれも、その2前半)に、次のように書かれています。
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23節
もし、あなたがたがこれらのわたしの懲らしめを受け入れず、わたしに反抗して歩むなら、
24節
わたしもまた、あなたがたに反抗して歩もう。わたしはまた、あなたがたの罪に対して七倍も重くあなたがたを打とう。
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23節に、「もし、あなたがたがこれらのわたしの『懲らしめ』を受け入れず、・・・」とあります。

 

「もし、あなたがたがこれらのわたしの『懲らしめ』(すなわち、レビ記26章19節から22節まで⦅その2、冒頭⦆に書かれていること)を受け入れ」るなら、「あなたがた」は「わたしに反抗して歩む」ことはないだろう、ということになると思います。

 

わたしの『懲らしめ』を受け入れる、ということはつまり、悔い改めて、主に立ち返る、ということだと思います。

 

言い換えると、わたしの『懲らしめ』を受け入れてからは、主のことばを聞き、主のことばに従う、ということだと思います。

 

しかし、24節以降には、「あなたがた」が「わたしの『懲らしめ』を受け入れず、わたしに反抗して歩む」場合のことが書かれています。

 

24節(上記)に、「わたしもまた、あなたがたに反抗して歩もう。わたしはまた、あなたがたの罪に対して七倍も重くあなたがたを打とう。」とあります。

 

25節と26節に書かれていることは、「あなたがたの罪に対して七倍も重くあなたがたを打」つこと、ではないでしょうか。

 

25節と26節は、次のようになっています。
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25節
わたしはあなたがたの上に剣を臨ませ、契約の復讐を果たさせよう。またあなたがたが自分たちの町々に集まるとき、わたしは、あなたがたの間に疫病を送り込む。あなたがたは敵の手に落ちる。
26節
わたしが、あなたがたのパンのための棒を折るとき、十人の女が一つのかまであなたがたのパンを焼き、はかりにかけて、あなたがたのパンを返す。あなたがたは食べても、満ち足りない。
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25節に、『剣』(1行目)と『疫病』(下から2行目)があります。

 

26節に書かれていることは、『ききん』のことではないでしょうか。

 

つまり、「あなたがたの罪に対して七倍も重くあなたがたを打とう」(24節、上記)というのは、『剣』と『疫病』と『ききん』で「あなたがたを打とう」、ということではないか、と思います。

 

25節3行目から、「・・・あなたがたは敵の手に落ちる。」とあります。

 

つまり、このときには『敵』がいて、「あなたがた」は包囲されているか、もしくは、攻められているのではないか、と思われます。

 

しかし、勝利には至らない、と言うことができます。「あなたがたは敵の手に落ちる」(25節)、からです。

 

その4、に続きます。