『新改訳聖書』第3版のローマ人への手紙7章25節に、次のように書かれています。
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25節
私たちの主イエス・キリストのゆえに、ただ神に感謝します。ですから、この私は、心では神の律法に仕え、肉では罪の律法に仕えているのです。
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1行目から、「私たちの主イエス・キリストのゆえに、ただ神に感謝します。・・・」とあります。
なぜ、「ただ神に感謝します」、と言われているのでしょうか。
それは、『神』が、「私たちの主イエス・キリストのゆえに」、「私たち」に、御霊(みたま)を与えて下さるからであり、また、御霊(みたま)を与えて下さったからではないか、と思います。
どういうことかと言いますと、『神』が御霊(みたま)を与えて下さることによって、人は、『肉にある者』ではなくなることができる、ということです。
『肉にある者』でなくなるなら、「死」から解放されると考えられます。
『肉にある者』でなくなるということは、『人』にはできません。『人』は人を『肉にある者』ではない者とすることはできません。
『人』ではなく、『神』が御霊(みたま)を与えてくださり、そうしてくださったので、人は『肉にある者』ではなくなることができるため、「ただ『神に』感謝します」、ということだと思います。
御霊(みたま)を与えるということは、『人』にはできないことであり、したがって、『肉にある者』でなくなるということも、『人』にはできないのです。
だから、『神に』、感謝する、ということです。
その3、に続きます。