「よみ」について その9の2

新改訳聖書』第3版のエゼキエル書32章30節に、次のように書かれています。
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32章30節
そこには、北のすべての君主たち、およびすべてのシドン人がいる。彼らの勇敢さは恐怖を巻き起こしたが、恥を見、刺し殺された者たちとともに下ったのである。それで割礼を受けていない彼らは、剣で刺し殺された者たちとともに横たわり、穴に下る者たちとともに自分たちの恥を負っている。
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2行目の、「彼らの勇敢さは恐怖を巻き起こした・・・」というのは、『地上』でのことであり、また、「恥を見・・・た」のも『地上』でのことであると思われます。

 

「・・・恐怖を巻き起こし・・・、恥を見、・・・下った・・・」という流れになっています。

 

「下った」というのは、『地上』から「下った」、ということであって、恐怖を巻き起こし、恥を見たのは、『地上』でのことであると思われます。

 

恐怖を巻き起こし、恥を見たのは、『地上』でのことであり、「刺し殺された者たちとともに『下った』」のは、『地上』から下ったのである、と言うことができると思います。

 

つまり、恐怖を巻き起こし、恥を見たのは、『下(くだ)る前』のことであり、地上で「恐怖を巻き起こし・・・、恥を見」て、その『あと』で『下った』と考えられる、ということです。

 

その9の3、に続きます。