「天の御国」について その2

新改訳聖書』第3版のマタイの福音書13章47節から50節までに、次のように書かれています。
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47節
また、天の御国は、海におろしてあらゆる種類の魚を集める地引き網のようなものです。
48節
網がいっぱいになると岸に引き上げ、すわり込んで、良いものは器に入れ、悪いものは捨てるのです。
49節
この世の終わりにもそのようになります。御使いたちが来て、正しい者の中から悪い者をえり分け、
50節
火の燃える炉に投げ込みます。彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。
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「天の御国」が「海におろしてあらゆる種類の魚を集める地引き網」にたとえられています。47節です。

 

48節に、「網がいっぱいになると岸に引き上げ、すわり込んで、良いものは器に入れ、悪いものは捨てるのです。」とあります。「網」には、「良いもの」も「悪いもの」も入っている、ということが分かります。

 

「網」は「天の御国」のたとえですから、「網」の中に「良いもの」と「悪いもの」が入っている、ということは、「天の御国」にも「良いもの」と「悪いもの」がいる、と言うことができると思います。

 

49節の、「・・・御使いたちが来て、正しい者の中から悪い者をえり分け、」というのは、『御国』にいる「正しい者の中から悪い者をえり分け」る、ということではないでしょうか。

 

そしてこれは、41節(その1、後半)の「・・・彼らは、つまずきを与える者や不法を行う者たちをみな、御国から取り集めて、」のことだと思いますが、いかがでしょうか。