「ネブカデレザル」について その14

新改訳聖書』第3版のエレミヤ書34章7節(その13、冒頭)に、次のように書かれています。
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7節
そのとき、バビロンの王の軍勢は、エルサレムとユダの残されたすべての町、ラキシュとアゼカを攻めていた。これらがユダの町々で城壁のある町として残っていたからである。
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「そのとき」(1行目)というのは、「預言者エレミヤ(は)が、これらすべてのことばを、エルサレムでユダの王ゼデキヤに語った」(同章6節、その13冒頭)とき、のことと言うことができます。

 

「これらすべてのことば」については、「その13」をご参照ください。

 

7節1行目から、「そのとき、バビロンの王の軍勢は、エルサレムとユダの残されたすべての町、ラキシュとアゼカを攻めていた。・・・」とあります。

 

これは、同章1節(その12、冒頭)の、「バビロンの王ネブカデレザルと、その全軍勢・・・が、エルサレムとそのすべての町々を攻めていた・・・」のことではないかと思われるのですが、いかがでしょうか。

 

7節の「攻めていた」が、1節の「攻めていた」と同じときのことだとすると、からエレミヤに「みことば」(1節)があったことと、その「みことば」、すなわち、「これらすべてのことば」(6節)をエレミヤがユダの王ゼデキヤに語ったこととは、それほど時が離れていない、と言うことができます。

 

同じときのこと、もしくは、ほぼ同じときのこと、と言うことができます。

 

エレミヤ書34章7節(上記、冒頭)までを、34章の前半として、34章1節(その12、冒頭)から7節(上記、冒頭)までについて、今から、述べようと思います。

 

その15、に続きます。