ダニエル書7章について その5

「4頭の獣とダニエル書2:32の純金の頭、銀、青銅、鉄はそれぞれマッチしています。」というコメントからすると、「純金の頭」は「第一の獣」と、「銀」は「第二の獣」と、「青銅」は「第三の獣」と、「鉄」は「第四の獣」とマッチしている、ということだと思います。

 

hhhhhh210さんは、ダニエル書2章40節の「第四の国」というのを、どのように理解しておられるのでしょうか。

 

「第四の獣」のことだと理解しておられるのでしょうか、それとも、そうではないと理解しておられるのでしょうか。

 

もし「第四の獣」のことだと理解しておられるのでしたら、「第四の国」から「十人の王」が立つ、ということになります。

 

もし「第四の獣」のことではないと理解しておられるのでしたら、「第四の国」は何だと思われますか。

 

「7:8で三人と一人の王が同時に存在しているからといって、2:38-40も同時に存在していることの根拠にはなりません。」とあるのですが、わたしは、「三人と一人の王が同時に存在している」ことを、「2:38-40も同時に存在していることの根拠」にしているのではありません。

 

「第四の獣」が「ローマ帝国」だとすると、「ローマ帝国」から立つ「十人の王」は、原則として、ある王が王でなくなったときに、次の人が王になり、その王が王でなくなったときに、次の人が王になる、つまり、列王記の「ユダの王」のような王と同じように、王位が継がれるということを言おうとしたのです。

 

「もうひとりの王」が存在するときに、『三人』の王も存在している、ということは、「ローマ帝国」の場合は言えないのではないか、ということです。

 

したがって、「第四の獣」を「ローマ帝国」と考えることはできないのではないか、ということです。

 

いかがでしょうか。