「世の終わり」について その12

新改訳聖書』第3版のマタイの福音書11章12節に、次のように書かれています。
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11章12節
バプテスマのヨハネの日以来今日まで、天の御国は激しく攻められています。そして、激しく攻める者たちがそれを奪い取っています。
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2行目から、「・・・激しく攻める者たちがそれを奪い取っています。」とあります。「それ」というのは、「天の御国」のこと、と言うことができます。

 

「・・・激しく攻める者たちが天の御国を奪い取っています。」となります。

 

「天の御国を奪い取ってい」る「激しく攻める者たち」というのは、「つまずきを与える者や不法を行う者たち」(13章41節)のことであり、また『悪いしもべ』(24章48節)のことではないでしょうか。「その11」をご参照ください。

 

「天の御国を奪い取ってい」る者が天の御国に『入っている』、ということではないでしょうか。

 

しかし、「天の御国を奪い取」るような者は、本来『御国』に入るべき者ではないので、「収穫の時期」(13章30節)、すなわち「この世の終わり」(同章40節)に、「御国から取り集め」(同章41節)られて、「火の燃える炉に投げ込」(同章42節)まれるのではないか、と思われます。

 

つまり、「天の御国を奪い取」るような者というのは、「つまずきを与える者や不法を行う者たち」(13章41節)のことであり、また『悪いしもべ』(24章48節)のことではないか、ということです。

 

いかがでしょうか。どのように思われますか。